冬の日

 

自転車で図書館に行く途中、

池が凍ってた

ころがってた枝をびゅーんと投げてみると、

つつ~とすべっていく

ほほ~、と眺める

 

そういえば以前この池に

氷がはっているとはつゆ知らず

かるがもが一羽飛来して

着地でつるっとすべって

大慌てしてたことがあったなぁ

すぐになにごともなかったかのような顔してたっけ

 

帰り。

池の端のベンチにたくさん陽がふりそそいでる

で、ひなたぼっこ。

ああ気持ちいい、冬はこれがいい

借りてきた本もついでに日光にあててやる

こないだ行ったプラハの本

今度行くハノイの本

楽しかった

どんなかしら

 

ベンチの前をおばさんふたりが通過。

カラスの頭の良さ、について語らいながら。

 

あかんぼをしょい、両手に荷物の若いお母さんが通過。

母が空をまぶしそうに見上げたら

自動的にあかんぼも空を見上げてる

 

さてと、

今度は松ぼっくりを投げてみる

つつ~ぶりを期待したのだが、

氷はすでに半分とけていて

ポチャンと池に落ちた

 

亀、ちょっとびっくりしたかもの

冬の日。